PHP超入門 (16)


前回は、PHPのプログラムでの基礎的な計算(足し算、引き算、掛け算、割
り算、剰余算)の基本的な表記方法についてお話しましたが、今回は、あるケ
ースの場合は、特殊な表記の仕方ができるので、それについてのお話です。



■$a+=$b

これは一体なんでしょうか?
何か暗号のようにも見えますし。。。

答えは

 $a=$a+$b

とまったく同じ意味の表記です。

「$a=$a+$b」は、$aと$bを足した値を再び$aに代入するという意味で
すが(aとa+bが等しいという意味ではなく、=は右辺の値を左辺の変数に
代入する、という意味です)、そのようなことを複合した記号(+=)で表現
したのが「$a+=$b」ということです。

なにか狐につつまれたというか、分かりにくいかもしれませんが、では、ここ
で、実際にプログラムを書いてみて本当かどうか確認してみます。

PHPプログラムのベタ書きでもよいのですが、それではあまり面白くないの
で、今までと同じように、HTMLフォームからいろいろな値を入力できるよ
うにして、その結果を画面に表示させてみましょう。

-----------------------------------------
<html>
<head>
<title>複合演算子のテスト</title>
</head>
<body>
<form action="071-1.php" method="post">

値a:<input type="text" name="atai_a"><br>
値b:<input type="text" name="atai_b"><br>
<input type="submit" name="bottun1" value="入 力">

</form>
</body>
</html>
-----------------------------------------

これを、「C:\Inetpub\wwwroot\php」フォルダに「071-1.htm」という名前で
保存して、

そのアイコンをダブルクリックすると、2つの値を入力するテキストボックス
が表示されるかと思います。

それを確認した後に、次に、受け取った値を計算するPHPプログラムを書き
ます。

-----------------------------------------------
<?php

$a = $_POST["atai_a"];
$b = $_POST["atai_b"];

$c = $a; //←ここで、$c,$dにそれぞれ$a,$bの値を
$d = $b; // とっておきます。

$a = $a + $b;
$c += $d;

print('$aの値:'.$a."<br>");
print('$cの値:'.$c."<br>");

?>
-----------------------------------------------

これを「071-1.php」の名前で、「C:\Inetpub\wwwroot\php」フォルダに保存
します。

次に、ブラウザのアドレス欄に「http://localhost/php071-1.htm」と入力し
て、それぞれのテキストボックスに適当な数値を入力します。

そして、次に表示される画面を見れば、「$a = $a + $b」と「$c += $d」(す
なわち「$a += $b」)の結果が同じであることがであることが確認できるでし
ょう。


  実例はコチラ → http://www.e-and-a.ws/05/071-1.htm

■他の計算の場合

上の例では、足し算を例にとって詳しくお話しましたが、他の計算の場合も同
様に書くことができます。

すなわち、

$a=$a−$b → $a−=$b
$a=$a*$b → $a*=$b
$a=$a/$b → $a/=$b
$a=$a%$b → $a%=$b

というような具合になります。


また、今までのPHPスクリプトで出てきた記号「.」は、文字と文字とを結
合させる働きがある記号ですが、これも同じように書くことができます。

ここでは、実例は省略しますが、例えば、


---------------------
<?
$a = "今日は";
$b = "いい天気でした"

$a = $a . $b;
print($a);
?>
---------------------

とすると、画面には「今日はいい天気でした」と表示されますが、

---------------------
<?php
$a = "今日は";
$b = "いい天気でした"

$a .= $b;
print($a);
?>
---------------------

と表記しても同じように「今日はいい天気でした」と画面に表示されます。


「$a=$a+$b」を使っても「$a+=$b」を使っても意味とその結果は一
緒ですから、どちらを使っても、その人の趣味ということになりますが、後者
の方を使った方がプロっぽく見えるかもしれません。

ただ、私の場合は、見て直感的に分かりやすいという点で、個人的には「$a
=$a+$b」の方を使っています。

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