PHP超入門 (10)
さて、前回までは、プログラムの一番基礎の項目である「変数」というものに
ついてお話してまいりました。
ただ、説明が解説的なもので、今ひとつピンとこなかったかもしれませんので、
今回は超簡単な実際のプログラムを見て、その動作の確認をしてみたいと思い
ます。
■スカラー型変数の例■
スカラー型変数とは、一つの変数に、一つの文字や数字を格納するというもの
で、丁度、エクセルの一つのセルのようなものだとお話しました。
そこで、先ずは一つ目の例題です。
----------------------------------
<?php
$tasizan = 1 + 1;
$moji_1 = "1+1の答えは";
$moji_2 = "です";
print ($moji_1);
print ($tasizan);
print ($moji_2);
?>
----------------------------------
上の例では、
・1行目で、「1+1」の計算をしてその結果を、「$tasizan」という変数に代
入しています。
前々回にお話したように、プログラム上での「=」は右辺と左辺とが等しい
という意味ではなく、右辺の値、(今回の場合は1+1の計算結果を)を右辺
の変数に代入する、という意味ですので、勘違いしないように注意してくだ
さい。
・2行目と3行目では、それぞれの文字を、「$moji_1」「$moji_2」にそれぞれ
代入しています。
・「print」は次に書いてある「()」の中身を画面に表示するPHPの命令文
です。
さて、上のプログラムを実行すると、結果として
---------------------------
1+1の答えは2です。
---------------------------
という具合に画面に表示されるかと思います。
実際の例はコチラ →
http://www.e-and-a.ws/php/065-1.php
実際に、自分のパソコンで確認したい場合は、上記の「」の部
分をメモ帳等にコピー&ペーストして、「065-1.php」の名前で、「C:\Innetp
ub\wwwroot\php」フォルダに保存した後、
インターネットエクスプローラのアドレス欄に、「http://localhst/php/065-
1.php」と入力します。
■文字列の結合を実現する記号「.」■
上の例では、画面に表示するための部分を
print ($moji_1);
print ($tasizan);
print ($moji_2);
と3行に分けて書いてありますが、いちいち「print」と書くのは面倒ですし、
あまり、見た目上でもあまり体裁がよくありません。
(まぁ、これは個人の趣味にもよりますが。。。)
そこで、この「print」の部分を一行で書く方法はないものでしょうか?
あります。それが文字と文字を結合させて表示させる「.」という記号です。
具体的にどのように書くとうと、
print($moji_1.$tasizan.$moji_2)
という具合になります。
プログラム全体を書くと、
----------------------------------
<?php
$tasizan = 1 + 1;
$moji_1 = "1+1の答えは";
$moji_2 = "です";
print($moji_1.$tasizan.$moji_2);
?>
----------------------------------
結果として表示されるものは、最初の例と同じですが、プログラムの見た目も
大分スッキリします。
実際の例はコチラ →
http://www.e-and-a.ws/php/065-2.php
■文字列と変数を一行で書く■
さて、ここでもう一つのテクニックです。
最初に出した例
----------------------------------
<?php
$tasizan = 1 + 1;
$moji_1 = "1+1の答えは";
$moji_2 = "です";
print ($moji_1);
print ($tasizan);
print ($moji_2);
?>
----------------------------------
の場合、プログラム的な処理というか、実際に計算を行っているのは、最初の
「$tasizan = 1 + 1;」の部分だけで、その次の2行は、ただ単に文字列を変
数に代入して、表示させているだけで、あまり意味がありません。
ここで、最後の表示の部分で、「1+1の答えは」と「です」の部分は、わざ
わざ変数に代入しないで、そのまま表示したいと思うのが、人情ではではない
かと思います。
(マァ、これも人にもよりますが。。。)
その方法があります。
書き方は2とおりあり、自分の好きな方を使えます。
1つは
print("1+1の答えは $tasizan です")
という具合に、変数「$tasizan」の前後に半角スペースを入れる。
もう1つの方法は
print("1+1の答えは{$tasizan}です")
という具合に、変数「$tasizan」の前後を「{}」で囲む
という方法です。
これを使うと、プログラムがどのようになるかというと、例えば、1番目の方
法を使った場合、
---------------------------------------
<?php
$tasizan = 1 + 1;
print ("1+1の答えは $tasizan です");
?>
---------------------------------------
という具合になり、最初は6行あったプログラムもたった2行になり、大分プ
ログラムもスッキリしたと思います。
実際の例はコチラ →
http://www.e-and-a.ws/php/065-3.php
以上、今回は変数のうち「スカラー型」変数と、プログラム上でのテクニック
2つをご紹介しましたが、次回は、「配列型」の変数と「ハッシュ型」の変数
について、今回と同様、実例を交えてお話したいと思います。